2008年7月23日水曜日

ブラジルのカポエイラ

「カポエイラ」という名前を聞いたのは
コロンビアにいたとき(2004年)がはじめてだったんですが、
日本でもフィットネスなどに取り入れられたりして
よく聞くようになりました。

カポエイラ!
カポエイラ!
by rebloom

ブラジルの格闘技なんですね。(ダンスとも言えますが)
この動画を撮ったのは金曜日のボゴタで
夜遊びをしていたときです。

金曜日の夜というのはコロンビア国民にとって
特別で、夜通しどこかでお祭り騒ぎしています。
夜中の3時にカラオケとかへーき。
(歌よりもダンスのほうが得意な国民なんだけど、
カラオケらしきものも普及していました)

そのムードの中で、ある建物の窓をふと覗いたら
男の子たちが真面目に踊っていたというわけだ。
「カポエイラの集い」とでもいうんでしょうか。

動画の途中で、赤・青・黄のコロンビア国旗と
緑のブラジル国旗が並んで壁に貼られているところが出てきます。

2008年7月21日月曜日

長距離バスの車窓から【動画】

私が知っているコロンビアでの移動手段。

1・トランスミレニオ(道路を走る路線バスのようなもの。ボゴタではこれが主流)
2・タクシー
3・マイクロバス(個人タクシーのおっきいバージョン。自営だから
トラック野郎みたいに、内装やBGMが運転手のマイ・ワールドになっている)
4・中・長距離バス(空路以外で遠くに行きたいときに乗るもの)
5・飛行機


・・・・・・「鉄道」がないですね。

ボゴタには鉄道の駅があるんですが、使っている人はほとんどいないって言っていました。
で、今回紹介するのは4の「中・長距離バス」。
その車窓から見たコロンビアの美しい風景をお楽しみください。

コロンビア・山並みを走るバスの車窓から
コロンビア・山並みを走るバスの車窓から
by rebloom

この画はアルメニア(キンディオ州)、ボゴタ間で、ほとんどアルメニアに近いところです。
友人の若い女の子と一緒に乗りました。

私はたしか2度、この間を長距離バスで移動したのですが、
理由は「友達がいるから安心だし、運賃が安いほうがいいと思って」という
安易なものです。
でも2度乗ったらわかった。

日本人女性がなぜ乗ってるのか?と友人が警官に尋問されてしまったり、
(誘拐のターゲットになりやすいやつと一緒にいるようなものだから
他の乗客のために乗ってくれるな、と思われてるのかもしれん)
移動中は荷物がいっぱいでひったくりにも遭いやすい。
ドライブイン休憩のときも、
大きな荷物をトランクに入れたバスから離れるのってこわいっっ!!

そうやって気を配っていたものだから、
バスターミナルやドライブインの写真て一枚もないんです。
カメラ出すのは「金持ってる」って言ってるみたいなものだし、
バスに乗ってる人たちも豊かでない人が多いから。内にも外にも気を張ってた。

てなわけで、陸路のほうが空路よりはるかに安くても、
安全はお金で買えるものなんだから、
食費とかお土産減らしてでも移動にはお金を費やしたほうがいいと思いました。
長距離バスはなぜか交渉次第で値段を下げてもらえるし
(同行人の女の子が半額くらいまで下げさせてて、
なんでそんなに安くなるんだ・・・って思いました)
庶民の味方にはちがいないけど、日本人はこの国の「庶民」ではない。
ケチケチしちゃいかん。

2007年にカルタヘナ・ボゴタ間のバスが谷底に転落し、
邦人含む11人が死亡って事故がありました。
突然反対車線に飛び出してトラックに激突、転落、ということらしいです。
地球上、どこにいたって安全、てことはないだろうけど、
車体が古いことが多く、中南米は全体的に路上運転が荒っぽいので
なにかにつけてリスクが高いことはたしかです。

コロンビアの八百屋【追加】

ありえない陳列をされたさやいんげんの写真
アップロードするのを忘れてしまいました。



私らは馬ではない、と言いたい。

コロンビアの八百屋


どういう遠近法だ、って思いますが、
おばけカボチャがふつうに売っていました。
ボゴタにある八百屋です。


よくわかんない果物(おそらく「ルロ」というよくジュースになって
出てくる果物)がてきとーにバラまかれたみたいに置いてあって


プラタノ(バナナのおやぶん)もてんこ盛り


ふりむくとまたよくわかんない果物(うしろのほうのはスイカだけど)が
雪崩れるように置かれ


キャッサバとかぎゅうぎゅうに重ねられたパインとかココナツとか



粒が揃ってないじゃがいもとか
よれよれのパプリカ(ピーマン?)とか


飾りきれなかったもんだから
脇に置いちゃったぶどうとか・・・・・・
見たことのないものに囲まれ、
まるで遊園地や動物園に来たみたいに楽しい気分になるところ。

ちなみにコロンビアで売られている
果物や野菜の「種類」はそう多くはありません。量がうざいほど並んでるだけです。
とあるコロンビア人の奥さんは「海外に行くと必ずその土地の果物を食べる。
コロンビアはあまり種類が多くないのよね」と言っていました。
日本みたいにいろんな国から輸入していないからだと思うんですけどね。

コロンビアで山に登る・その2【動画あり】

ビュー(View)!
中腹目くらいの景色。


この山があるところはボゴタのノース地区からバスで20分くらいの場所で
(しんじられないほどボッコボコの田舎道を通っていくところ。
段差があるたびに漫画みたく20センチくらいシートから浮き上がる!)
まるでホビット庄みたいな田園風景です。

畑に何を植えてるのか知りませんが、山の中腹にはパパス(じゃがいも)が
植わっていました。
余談ですがコロンビアは“じゃがいも天国”。
このハイキングの途中、ドライブインの食堂で食べたのもイモ・イモ・イモ。
フライドポテトやらなんやら。ゆでてあるだけでも味がしっかりして美味しい。

その中には珍しい小粒の黄色いおイモがあって、現地の人が皆
「これ、日本にないでしょ。おすすめだよ!!」だと言っていました。
(※日本では「インカのめざめ」という改良種で売られているようです)


もうちょっと登るとこんな。
爆乳のおねぇちゃんだなぁ。(この子の名前忘れた。英語が話せなかったから
あんまり話さなかったんだと思います。誰かのガールフレンドだったかと・・・)


そしてもうちょっと登るとこんな!!
ああ、もう写真見るだけで寒さがよみがえってくる。((((;△;))))

その1で書きましたが、私はフリースジャケット+長袖シャツ、程度の装備です。
日本でだったらぜったい登山用の汗がすぐ乾く下着を着ています。
急激に寒くなったから危険!!
(実はホームステイ先の女房に「ぜったい寒いからあったかくしていきな! 
私の下着貸してあげるから」と言われて
ものすごいババシャツを借りていたのですが、同行の女性が笑い飛ばして
「そんなのいらないよ~!」と言ったので置いてきてしまったのです。
ものっすごい後悔!!!)

このあたりになるとカメラの電池が寒さで消耗しやすくなってしまい、
撮影がしづらくなっています。そして頂上↓

ああ、この男の子、かわいかったんだよなぁ・・・(遠い目)
まだ19才でね。カブリエルくんていうの。
美術の大学でインダストリアル・デザインを勉強してた。
この山を選定したのは彼で、アイデアに煮詰まるとひとりで山に登るんだって。
同種というか、なにか惹き合うものがあり
旅先で恋に落ちるかと思いましたが19ですしね・・・。
弟どころか子供でも可能な年の差でしたし・・・

ガブリエルくんの雄姿↓
山壁をつたう・・・
山壁をつたう・・・
by rebloom

って、本気で遠い目をしてしまいましたがとにかく登りきったわけです。
異国の山を。高尾山くらいの高さを。


最後にもう一度崖から見下ろした田園風景。
きれいだった。空が、空気が、この上なく澄んでいて
もう二度と出会えない貴重な風景だと思いました。かといって
もういっぺん登るか?って聞かれたらぜったい登らないけど
ぜーったい登らないけど ←強調

多肉植物が山に生えてるのも深海魚みたいな感じでキモかわいかったし
なによりガブリエルくん、かわいかったなぁ・・・(遠い目)
山登りのレポートじゃなく登山好きのラティーノとの恋物語になればよかったのに。ちっ

にしてもコロンビアで登山なんて
あぶないんじゃねーの?!山賊とかいねぇ?!って
言われちゃうんですが、
たしかにガイドブックでは登山を薦めてない(と、思う)し、
現地の人が同行してくれるったって
登山好きで山に慣れてる人がいないと基本的なところで危ないですからね。
私はたまたまぐーぜん、ラッキーでした。
そういう意味でも貴重なんですよ、このレポート。山の名前はナイショね。
うかつに真似しないでね。山賊に出会わなくても平地にもヤバイ人はたくさんいますから。

コロンビアで山に登る・その1


標高2600メートルの高地にある首都のボゴタで山に登る。
それは日本で言えば浅間山頂上からスタートするということ。
そこから写真の山(体感からしておそらく高尾山くらいの高さ)の
トップに登ったのです。

浅間山(2600メートル)+高尾山(600メートル)=3200メートル
・・・おおよそ富士山の8合目の高さを体験したのですね。
どうりでさぶかった!! 緯度的には赤道付近なのに。
★コロンビアの位置確認→ Google Map

そもそもボゴタというところは
何もしなくてもただいるだけで何故かしんど~くだる~くなる土地です。
気圧のせいなのか何なのかわかりませんが
私はボゴタにいるだけで1~2キロ体重が減ります。
乾燥のせいで肌もバリバリになるし・・・。

キンディオ州出身のコロンビア人も
「ボゴタに住むとエネルギーを消耗するからお腹が減る」という
言い方をしていたので
もっぱら私だけの現象ではないと思います。
で、そういう感じのところから山に登った。


写真は同行人たち。
いくら私でも、コロンビアまで来てひとりで登ったわけではありません。
山に登る予定も覚悟もなかったところで、人に誘われたのです。
平均年齢25歳くらいと思われる若人たち。
みんな富士山ほどの高さに登るとは思えないほどの軽装。


私は日本でトレッキング慣れしていましたから
山に登る予定があればそれなりの装備を持って行ったんですが、
靴はふつうのスリッポンみたいなので(←これいちばん危ない! 足首がサポート
されないので、捻挫する恐れがある!)
上着はフリースジャケットだけ、
サングラスもありませんでした。(反射で目が痛くなるのに・・・メガネで代用しましたけど)
中腹くらいまでは強い日差しがあるおかげで
寒くは感じないのですが、だんだんコタえてきます。

赤道付近なのに、高地であるという不思議さを表す風景がこれら。↓



高山植物が多肉植物! オモロー!

ボリーバル広場


首都・ボゴダのボリーバル広場にあるカテドラル(教会)。
コロンビアは90%以上がカトリック信者の国です。
この日は薄曇りの冴えないお天気。

広場にはハトがじゃんじゃん集まっています。人も多い。

この周りには国会議事堂や大統領官邸があり、
国家の中枢といっていい場所なのですが、
けっして清潔なムードではありませんでした。
最初に飛んだのが小都市で、
山!花!ジャングル!動物! みたいな風景に癒されていたからでしょうが・・・。

しかし実はわたくし、このカテドラルの「内部」の写真を持っており、
その美しさをぜひここで皆様と分かち合いたいのですが、
ほんとは撮っちゃいけないところだったんです。

知らずにカメラを構えていて、途中で止められてしまい・・・。
公的に「撮ったらアカン」と言われているものの写真を
載せる勇気はございませんで。
薄曇りの日に陰気にそびえ立つこのゴチックな建物の中が
夢のようにきれいだったことだけをお伝えしておきます。

コロンビアのお子達・赤ちゃん


キンディオ州に2週間くらい滞在したあと、
(本来滞在する予定だった)首都のボゴタに戻りました。
この先しばらくボゴタでのお話になります。

写真は、ホームステイ先のご主人の姪っ子ちゃん。
ちっちゃいのにもうピアスしてる~

女の子には赤ちゃんのときから
ピアスをつけさせる、というようなことを言っていましたが
コロンビアの慣習かどうかは知りません。
(女性はたしかにみんなピアスをつけていますけれど)


左・ホームステイ先のご主人の妹さん、
右・ホームステイ先の奥さん(ペルー人)
なんだか日本で普通に見られるような風景ですよね。
このあたりはボゴタの中でもわりと豊かな人たちが住んでいる地域で、
お母さんたちが安心して子供たちを遊ばせることができる
公園がございます。


お子達。全員イトコ同士。
遊具の色、派手だな・・・・・・(゜Д゜;)
(アイスとかお菓子もこんな色彩です。子供の着てる服もしかり)


最初の写真の赤ちゃん、アンコール。
カウガール!(牛持ってるし!)
この子はまつ毛が長くて頭まんまるで
ほんとかわいかったです。

2008年7月20日日曜日

床屋体験 ~カリスマ美容師はほんとに芸術家肌だった~


写真のべっぴんさんは私と同じ年で
4人の子持ちのお母さん。
彼女が美容室に行くというので
一緒に連れていかれまして・・・
いやはや、
コロンビアで髪を切ることになるとは思いませんでした。

恥ずかしいから私の写真は載せませんが(ノω=;)

このお店の美容師さんは雑誌の取材も来るカリスマ美容師?のようで、
刈り方(「切り方」じゃない。私には「刈る」に思えた)が
アーティスティックでこわい
手元見ないでノリでザクザク切る感じ。写真見てください。電話しながら切ってんス。
(あとから聞いたらそれこそが取材依頼の電話だった模様)

美容師というより植木屋?・・・みたいな。
ま、南米だし・・・ノリは大事だし・・・と
カットの仕方は百歩譲って我慢できる範囲として、
洗髪のしかたがあらいことあらいこと
お客の服に水かかっても気にしない!・・・みたいな(泣)。

・・・まぁ、それも500歩譲っていいとしてね・・・

店内、凝りに凝ってるわけですよ。アンティーク家具で揃えてて。

でもね。カットされるときに座る椅子まで
(美容室向けではない)アンティークの椅子だと
お尻が痛くなってくるのですよ! 長い時間座ってるんだから。
凝るのはけっこうだけど、基本的なところが大ざっぱ・・・

こういう体験をして、ふだんあたりまえだと思っている日本の美容室のサービスは
凄まじくきめ細やかだったんだな~!と気付きました。
てか、もはやサービス業じゃねぇだろあんた純粋アーティストだろ!・・・という極めつけ所業、
頼みもしないのに「きみには赤の髪が似合うよ!」と言って
私の髪、赤のマニキュアで染めやがりましたの。

スペイン語でわーっと言われて周りの友人たちにまで押されて、あ、あ~~?って
言ってる間に。赤で・・・・。
(真っ赤じゃないけど)

赤っぽく染めたことはあるし、当時おかしくはなかったけど
いま写真で見るとおかしかったのでやっぱり載せません(ノω=;)
店内にいたカリスマ犬?の写真で我慢してください。

コロンビアのめし事情2 ~アヒヤコ・アレパ・エンパナダ~



これが“コロンビアの代表的メニュー”。
【上】 プラタノ(甘くないおかずバナナ) / 牛肉 / ごはん ワンプレート盛
【下】 アヒヤコ(シチュー)
あと朝食によく出てくる「アレパ」というものがありまして・・・


こんななんですがね(左にある丸い円盤)。
とうもろこしの粉を練って丸くして焼いたシンプルなものでして、
お好みでチーズ(“ケサ”)やバターなどをつけて食べる。
(写真ではプレートにスクランブルエッグが乗っていますが、
つけているのはバターです。右のほうにバターの皿がちらりと写っています)

パンなどと同等の「主食」にあたるものかと思いますが、
同時にパンが出てくることもある。

コロンビアではこの「アレパ」、地域によって味や外見が違うそうで、
上の写真はキンディオ州のものです。
ボゴタの「アレパ」はもっとふっくらして黄色かったです。

↓どちらも町でこんなふうに重ねて売られていることもあります。(これはボゴタの“ふっくらアレパ”)

キンディオ州はひらべったくてクリスピー、
ボゴタのはふっくらしてやわらかい。
・・・どっちも味らしい味はないんですが(コロンビアでは毎度のことで・・・)
あえていうならとうもろこしの素朴な味? 
私はキンディオ州のクリスピー・アレパのほうが好きでした。

↓そしてこれが「おかず」もしくは日本のコロッケ的「スナック」に位置づけられると思われまする、


「エンパナダ」。

中はじゃがいもとかゆで玉子とか。それこそコロッケの中身に近いものを
とうもろこしの粉で作った皮に包んで揚げたものです。
それに写真上にあるネギや青いトマト、レモンなどが入ってる
“アヒー”(ソース)を つけていただく。これ、すっごく美味しいのっっ!!
基本的に私コロンビアめしをボロクソ言っていますが(´ω`;)、これは美味しかった。
(・・・と思ったら、コロンビアだけではなく
メキシコを中心に中米・南米で広く食べられてるものでして、
コロンビアめし、とは言いがたい模様。)

ボゴタではスナックとしてピザも人気がありましたが、
あまり美味しくなかった・・・・。

↓エンパナダはキンディオ州・アルメニアのファーストフード店で食べたのが初めてです。

このお店のエンパナダはカラッと揚げてありましたが、
家庭のエンパナダはもちっとした食感のものが多かったです。

私はとことんクリスピー・タイプが好きで、お店のエンパナダのほうが好きでしたが、
お店だというのにアヒー(ソース)がタッパーに入れられ、
お客さん同士でまわしながら共有のスプーンですくいとって
本体につけているのにびっくりしました。
(エンパナダ本体の写真上部参照)

コロンビア人はよくシャワーを浴びているし清潔な国民だと思いますが、
こういう衛生感に耐えられないとつらいかも。
私はエンパナダの美味しさのほうに負けて衛生感捨てましたがね。(´ω`)

「プラタノ(バナナの親分)」のすごい調理法

これ、もとはプラタノっていう
大きくて甘くないバナナです。

(o_ _)ノ彡☆ばんばん と棒で叩いて
ひらべっちゃくして揚げてある。
大きさは40cmくらい。

何の装飾もなくこのままどーんと出てくる。
美味いのか、美味くないのか、って・・・
・・・あんまり・・・・
ばりんばりんって割りながら食べるんだけど、
何の味もしないんだ・・・・・・・・。

塩かけて食べたら塩の味がするけど。塩だけだし・・・・。
でもこれは、カレーについてくる「ナン」みたいなもので、
味はなくてもいいんでしょう、うん。
メインは他にあるからね。

この日のメインは
前述のサレントという町のカフェで注文した
魚料理。マスのようです。

なんか、チーズかかってる(みたいに見える)
グラタンみたいで美味しそうですよね。
でもあんまり・・・・・・・・・・(´‐ω‐)

付き添えに味がないのにこれにも味がない・・・・・・・・・・。
どう料理したらそんなにやせた味になるのさ。魚の風味もとくにないし。
こんなにこってりした外観なのに。不思議・・・・。

だけどもコロンビアの人たちにとって魚料理はけっこう貴重で、ご馳走です。
このカフェに連れて行ってくれた人が
「これ美味しいんだ~!」と強く薦めてくれた料理なので、
うん、美味しいと言いながら食べました。

※プラタノをひらべっちゃくしたのが出てきたのはあとにも先にもこれっきり。
コロンビアの定番ではなく、一部の地方の調理法かもしれません。

“かわいい町” サレント


アルメニアからバスで山へ山へと登って
20分くらいのところ。
「手工芸の町」、サレント。
小さくてこちゃこちゃしてて
マッチ箱みたいな町。
地元のガイドブックで“Lovely place"
って紹介されています。


たしかにこの町は“かわいい”。
キンディオ州では珍しく、建っている家がほとんど
色とりどりのカリビアンスタイルで、
山の上の田舎町の風景との不均衡感が
無作為な未熟さというか、
面白さを醸し出しているように思います。

手工芸が盛んなのは素材を産む大自然を
眼下に望める環境だからかと。
ド迫力で山々を見下ろせます。


気候もちょっと寒いくらい涼しくて、過ごしやすい。

創作して作品を売っている人の中には
ヒッピー系の人も多く含まれており、
町のあちこちからマリファナの匂いがします。
丘の上に行くと、そのヒッピーの中でも
実店舗を持ってない人たちが露店を広げてる。


露店で面白いものを見かけたことは、
残念ながらありません。
町にあるお店のほうでは、
アーティスティックで個性的な作品を
見ることができますよ。
アルメニアに行ったらぜひついでに行っといで!と
言いたい町。

町が清潔で、犯罪があまりなく、やけに平和なところだそうです。

4キロ歩いたときの風景

目に刺さるくらいの日差し。
青い空。
ふつう、日本でも4キロ歩くなんてことはない。


私がいたAmanecerというエリアは、
馬が放されているくらい広大な土地ですが、
散歩などができるコースはけっこう決まってて
ずっといると太ってしまったんですね。
それに同じ場所にいると人間、飽きてもくるもので、
となりの町のテバイダくらいなら何度かタクシーで行ったことあるから大丈夫、
てなもので、運動がてら歩いていくことにしたの。
お世話になっている皆々様から
「・・・よいアイデアだとは思えないわ」という
ありがたい助言をいただきながら。


途中、牛に会ったり


バナナに会ったりしました。

不良みたいな男女に口笛ピューピュー鳴らされたりもしてこわかった・・・
そしてどういうわけだか
歩いても歩いても着かない。汗だくになって歩みを進めるも、
目指す町にいっこうに着かない。

って、不思議がるほうが不思議で、タクシーで行ったらビュン!のところでも
テバイダまでは4キロもあったのだ、と知ったのはのちのちのことです。

若かったんですね・・・・・もう二度としません(ノω=;)

大地震でも崩れなかった建築


キンディオ州は、10数年前に
たいへん大きな地震に見舞われております。
どの町も崩壊がひどかったそうですが、
私がいたAmanecerのエリアにある建物は
ほとんど無事だったそう。

というのも、Amanecerにある建物は
ほとんどがインディオによる伝統的なつくりかたで、
Guaduaという大きな太い竹を柱にしていたからだと
言われています。

写真は大きな集会所で、屋根の部分をラウンドさせていますね。竹だからね。
当時のことを経験した人に言わせると、立っていられないほどの
地震だったのに、まるで奇跡みたいに崩れなかった、とのことです。

だけど宿泊所の部屋の柱などは、建ててから10数年後の状態で
一部シロアリに喰われていました・・・
つくりは丈夫だけど、素材としては耐年数がないんでしょうねぇ~

テバイダ


テバイダ。それは用事を済ます町。
というのも、
私がいたAmanecerには商業施設がないので
(宿泊所とカフェ、売店くらい)
何か日用品などを買い物するには
隣の町にまで行かなくてはならぬのです。
それがテバイダ。


アルメニア以上に個性のない、
んつるてんのリトル・タウンです。
全体に生活水準が高くない。
ボロボロの家が建っています。
現地のガイドブックにも載っていません。
しかし私にはなくてはならぬ町でした。
道路ボコボコはコロンビアのどこでも見られる光景です。